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業界縮小の兆し?

ここ何日かで、コンソールゲームメーカー界隈ではネガティブなニュースが一気にでました。

この流れだと、スクウェア・エニックスの執行役員制度の導入も内部事情があるかもしれません。というか、だいぶ前に関連のありそうなフラグは立っていました(和田氏の社長退任や、FFXVディレクターを野村氏から田畑氏に変更など)。

コンソールだけでなく、PCゲーム、ブラウザゲームもちらほらとネガティブなニュースが。

週刊アスキーの廃刊・web移行は、PCからスマホへの移行を象徴していて、PCゲーム的にはかなり致命的になりそう。

もちろん、いずれも市場規模に対して会社・事業規模が大きすぎたものが削減や縮小をしているのであって、市場が完全になくなるわけではない。ニッチでコアなユーザーに対してゲームを提供してきた会社は「大ヒットの夢」がますます非現実的になっただけで、これまで通り数千本、数万本の範囲内でのビジネスを展開していくことはできる。

ただ、「大ヒットの夢」がさらに追いにくくなることは、中長期的に業界全体を不健康にする。中小のゲーム会社はその「大ヒット」に掛けて日々少ない予算で開発を回しているのであって、その可能性がますます低くなるのであれば、期待値が下がるのだから開発投資をさらに下げざるをえない。規模が比較的大きい会社でも、売り上げ見込みを低く算出するようになり、したがって開発費を削減することになれば、その開発を担う人材の報酬はどんどん下がっていく。

10年前は400万本だって夢ではないゲーム業界だったが、今ではその4分の1でさえ実現が難しい。「妖怪ウォッチ 真打」だって、業界的には「この程度?」くらいの売り上げで終わってしまった。「ドラゴンクエストヒーローズ」も、累計実売100万本の勢いはない。

でも、400万本とかを夢見て、ここ5年くらい、リストラはあったものの、根っこの組織はあまり変えずにどの会社もやってきました。さすがに5年は限界なわけで、どこもキャッシュフローの具合が悪くなってきた、さすがに組織をいじらないと無理、というのが現実なのだと思います。

ということで、市場規模」が小さくなったなら、その規模にあわせて会社規模を縮小していけば、業界は存続はします。ただ、縮小に向かってしまっては、かつてのゲーム業界の形はもはやありません。予算達成を満たす「堅い」ゲームを出すのが第一になり、どうやっても既存企業ではチャレンジングなゲームを開発することは難しくなってきます。要は、ゲーム会社に夢がなくなってきます(今もないけれど、ますますなくなる)。

この状況下で、それでも新しいことにチャレンジしたい、新しいゲームを開発したいとなると、自前で資金調達して独立するしかありません。幸い、独立してゲーム開発をすることは、「ユニティ」や「アンリアルエンジン」をはじめとするツール群が無料で整っているので、難しいことではありません。

ただ、独立した組織で開発されるゲームには、ボリュームに限界があります。今の独立系スタジオの開発したネイティブアプリを見ていてもそうですが、ファミリーコンピュータの「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の時代に戻ったようなアプリが多いです。これはノスタルジーという見方もあると思いますが、実際は「その規模が限界」ということだと思っています。

ということでダラダラと書いてしまいましたが、要は今、ゲーム業界は次のような事態に陥っています。

  • 市場規模の縮小に伴い、大きくなりすぎた企業が縮小を開始。
  • 予算達成のため、大手ゲーム会社は堅いゲームに偏りがちになっている。
  • 新しいチャレンジングなゲームを作りたい場合は独立するしかないが、組織規模の問題で品質がファミコン時代に戻ってしまう。

これは、業界としては退化しているも同然という認識だと思います。(特に日本国内)

会社規模を縮小しても、なんらかの形でこれまでのゲームを上回る品質にしていかなければ、これまで培った歴史から見て、劣ったものを提供することになる。

 

ゲームは、このまま退化していってしまうのか?

そもそも、ゲームに進化の過程は当てはまらず、偶然の発明で高品質で新しいゲームが生まれるものなのか?

前者は個人的には認めたくないですし、後者は現実問題としてはあり得ないのでなし。退化に対抗していくしかありません。

 

それに対抗する手段が何かはわかりませんが、もっと新しいゲームで遊びたいので、対抗手段を見つけるのにどれだけ時間がかかるかわかりませんが、探り続けようと思います。

27歳で転職の決断

以前、26歳の時に転職活動をしていて断念した記事を書きましたが、その後よい出会いがあり、27歳で転職することになりました。

27歳で転職に至った決断の経緯をつづってみようと思います。

決断の要因

そもそも、26歳の時に転職活動を断念したのは、自分が現職をやめることに「必死」ではなかったからです。「必死」というのは、文字通り今仕事をやめなければ死んでしまうというレベルで追い詰められているということ。26歳時点では、異動したてで慣れなかった部署で結果が出せるようになり、ある程度周りの評価をいただけるようになっていました。仕事をやめるどころか、逆に現職場が居心地の良い環境になっていました。従って、当時の私に仕事をやめる「必死」さはなく、転職を断念しました。

ところが、2014年末に状況が急変しました。来期の組織改編の噂を耳にするようになり、自分の目指している方向と違う方向に会社が大きく舵を取るという情報が入ってきました。それに伴い、私が尊敬してきた先輩たちの退職の噂もでてきました。これまでも3年サイクルくらいで同様の組織改編はありましたが、今回は事情が異なりました。これまでの組織改編に耐えて、最後の最後で会社を支えるべく残ってきた先輩方が、とうとう辞めてしまうという段階です。

先輩方の異様な動きを見て、今回が退職を申し出るラストチャンスだと思いました。この機を逃すと、言葉は悪いですが、もう私の仕事を引き継げる人材がいなくなると直感しました。現職は毎年新卒を採ってきた会社ですが、新卒の離職率がそこそこ高いことに加え、残っていてもなかなか期待通りに成長してこない状況が続いていました。この機会を逃すと、私が辞めるときには十分に仕事を引き継げる担当がおらず、お客様に多大な迷惑がかかってしまう。今、私の仕事を引き継ぐとしてもベテランの方への引継ぎになってしまうが、お客様への迷惑が掛からない引継ぎが可能な最後の段階。「最後に誰が残るか」というレースが始まっていたことに、ようやく気付けたという感じです。

決意が決まれば早い

転職の意思が固まったあとは、急速に物事が進みました。というのも、転職の動機は上記の通りなので、後ろ向きでも何でもない。社内政治が主要因の、どうしようもない理由で転職をするのだから。

次の職場に望むことも自然と決まってきます。現職と同じような仕事を、より高い志をもっての臨めること。

あとは業界を絞るか絞らないかで、自然とマッチする企業が限られてきます。エージェントさんに企業探しを協力頂いていましたが、紹介頂く会社がどれもピンポイントでマッチしていた気がします。自分の意思が固まると、ここまでマッチした案件が出てくるのかと驚きました。

選考も早い

選考もどんどん進んでいきます。自分の意志がはっきりしているので、企業側のニーズに応えているかどうかが細かく感じ取ることができるようになります。企業側のニーズと合わないと思えば、縁がないと割り切って、次に紹介される企業をどんどん受けていきます。すると、かなり早い段階でマッチする会社が数社レベルに絞られていきます。どのくらい早いかというと、転職活動再開から2週間で2次選考、最終面接が3~4週間目というスピードです。私の場合は、2週間で計7社応募して、うち7社面接しきる前に、第一志望の1社から内定が出ました。

退職交渉、引継ぎ

転職活動が進む時は、すごいスピードで進むというのは、前々から聞いていました。上記のような1ヶ月で内定というペースだと、退職願を出すにも急すぎて、円満退職はなかなか難しいと思います。引き止められて、1ヶ月は退職月が伸びると思います。

そうなるのは目に見えていたので、転職を決意した時点で業務整理を開始していました。転職決意をしたのが12月、そこから業務整理をひそかに行い引き継ぎやすい状態に仕事を整えました。整ったのが1月末なので、そこから転職活動を本格始動。2月末に内定と同時に、引継ぎを開始。実際の引き継ぎ期間は2週間あれば足りるだろうというレベルまで整理し、3月末での退職合意を実現しました。

12月末からの仕事量の減らしっぷりは、勘のいい上司であれば「何か企んでいる」と感づきます。それを分かった上での事前の業務整理でしたので、もし内定が出なければ仕事が一気に減ります。現職を続ける可能性を考えると、リスクの高い仕事の進め方でした。ただ、こうすることで、「もう自分の居場所は現職にない」という状況を作り出し、心理的追い込みをかけたということもあります。また、上司にも転職活動のシグナルとなっていたため、退職の相談を開始したときは「やはりそうだったか」と過度に驚かせることなく話をすすめることができました。

あとがき

ここまでスムーズに進んだ裏には、私のかなり固い意志にマッチした求人を見つけて下さったエージェントの協力が欠かせなかったと思います。私のこれまでの経験では到底たどり着けなかった求人で内定を頂けたので、エージェントのマッチング力には感服する限りです。企業側の採用担当も、エージェント泣かせのマッチング度合いだったと言っていました(募集要項も求職者もどちらもエージェント泣かせだった、という意味もあるかもしれませんが)。

今回、転職に協力頂いたエージェントは「リクルートエージェント」です。活動が進むと、エージェントの役割は予定調整、企業側との取次と極めて地味な部分となるため、この部分のありがたみが分からない人が多いようですが、同時並行で多数案件が走ると自分で調整するのはかなり厄介です。まさか、第三志望の企業だからといって、他の企業の面接があるので後にしてほしいとは言えませんから。このあたりの調整をかなりうまくやっていただけたと思います。まさに、推進役という感じです。

非公開求人が多いかというと、自分はそこまでのスペックがないのでそこまで紹介されてない気がしますが、確かに珍しい求人はいくつか紹介頂きました。次の職場では、エージェントからエグゼクティブ級の非公開求人を紹介頂けるような人材になれるように、より一層仕事に励みたいと思います!

※登録すると、利用期限は3ヶ月ですという約束を交わします。これも活動のスピードを後押ししてくれる要因です!だらだらと案件紹介のメールだけくるという状況は防げます。