業界縮小の兆し?

投稿日:03/31/2015 更新日:

ここ何日かで、コンソールゲームメーカー界隈ではネガティブなニュースが一気にでました。

この流れだと、スクウェア・エニックスの執行役員制度の導入も内部事情があるかもしれません。というか、だいぶ前に関連のありそうなフラグは立っていました(和田氏の社長退任や、FFXVディレクターを野村氏から田畑氏に変更など)。

コンソールだけでなく、PCゲーム、ブラウザゲームもちらほらとネガティブなニュースが。

週刊アスキーの廃刊・web移行は、PCからスマホへの移行を象徴していて、PCゲーム的にはかなり致命的になりそう。

もちろん、いずれも市場規模に対して会社・事業規模が大きすぎたものが削減や縮小をしているのであって、市場が完全になくなるわけではない。ニッチでコアなユーザーに対してゲームを提供してきた会社は「大ヒットの夢」がますます非現実的になっただけで、これまで通り数千本、数万本の範囲内でのビジネスを展開していくことはできる。

ただ、「大ヒットの夢」がさらに追いにくくなることは、中長期的に業界全体を不健康にする。中小のゲーム会社はその「大ヒット」に掛けて日々少ない予算で開発を回しているのであって、その可能性がますます低くなるのであれば、期待値が下がるのだから開発投資をさらに下げざるをえない。規模が比較的大きい会社でも、売り上げ見込みを低く算出するようになり、したがって開発費を削減することになれば、その開発を担う人材の報酬はどんどん下がっていく。

10年前は400万本だって夢ではないゲーム業界だったが、今ではその4分の1でさえ実現が難しい。「妖怪ウォッチ 真打」だって、業界的には「この程度?」くらいの売り上げで終わってしまった。「ドラゴンクエストヒーローズ」も、累計実売100万本の勢いはない。

でも、400万本とかを夢見て、ここ5年くらい、リストラはあったものの、根っこの組織はあまり変えずにどの会社もやってきました。さすがに5年は限界なわけで、どこもキャッシュフローの具合が悪くなってきた、さすがに組織をいじらないと無理、というのが現実なのだと思います。

ということで、市場規模」が小さくなったなら、その規模にあわせて会社規模を縮小していけば、業界は存続はします。ただ、縮小に向かってしまっては、かつてのゲーム業界の形はもはやありません。予算達成を満たす「堅い」ゲームを出すのが第一になり、どうやっても既存企業ではチャレンジングなゲームを開発することは難しくなってきます。要は、ゲーム会社に夢がなくなってきます(今もないけれど、ますますなくなる)。

この状況下で、それでも新しいことにチャレンジしたい、新しいゲームを開発したいとなると、自前で資金調達して独立するしかありません。幸い、独立してゲーム開発をすることは、「ユニティ」や「アンリアルエンジン」をはじめとするツール群が無料で整っているので、難しいことではありません。

ただ、独立した組織で開発されるゲームには、ボリュームに限界があります。今の独立系スタジオの開発したネイティブアプリを見ていてもそうですが、ファミリーコンピュータの「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」の時代に戻ったようなアプリが多いです。これはノスタルジーという見方もあると思いますが、実際は「その規模が限界」ということだと思っています。

ということでダラダラと書いてしまいましたが、要は今、ゲーム業界は次のような事態に陥っています。

  • 市場規模の縮小に伴い、大きくなりすぎた企業が縮小を開始。
  • 予算達成のため、大手ゲーム会社は堅いゲームに偏りがちになっている。
  • 新しいチャレンジングなゲームを作りたい場合は独立するしかないが、組織規模の問題で品質がファミコン時代に戻ってしまう。

これは、業界としては退化しているも同然という認識だと思います。(特に日本国内)

会社規模を縮小しても、なんらかの形でこれまでのゲームを上回る品質にしていかなければ、これまで培った歴史から見て、劣ったものを提供することになる。

 

ゲームは、このまま退化していってしまうのか?

そもそも、ゲームに進化の過程は当てはまらず、偶然の発明で高品質で新しいゲームが生まれるものなのか?

前者は個人的には認めたくないですし、後者は現実問題としてはあり得ないのでなし。退化に対抗していくしかありません。

 

それに対抗する手段が何かはわかりませんが、もっと新しいゲームで遊びたいので、対抗手段を見つけるのにどれだけ時間がかかるかわかりませんが、探り続けようと思います。

スポンサードリンク

Copyright© ガンサバイバーのデジタル日誌 , 2018 All Rights Reserved.